「防災世界子ども会議」は、阪神・淡路大震災10年をきっかけに、「大震災の教訓を未来へ、命の尊さを考えよう!」をテーマとして誕生しました。世界の学校・子どもたちが、インターネットを活用して、世界のさまざまな自然災害の教訓をつなぎ、オンラインによる交流や協働学習を通して情報交換しながら、防災について学び合い、語り合い、命の大切さを考える「会議」を目指し、国際的な視野の防災意識を持った子どもを育成することを目的としています。
2005年の兵庫を出発点として、2006年は台湾で開催し、NDYS2007では,「環境」と「防災」の視点から「~
減災社会づくりに 私たちができること
~」を基本コンセプトとして,東海大地震と広域津波の切迫性が叫ばれている愛知県において、世界の国々の子どもたちが集う、「防災世界子ども会議2007
in あいち」国際会議を開催します。
「会議」に先立ち、世界約30カ国の学校が半年間のオンライン協働学習を通して、地域の守りたいものや危険な箇所を見つけ、どのようにして被害を最小限にとどめるかを考えて、「災害安全マップ」づくりに取り組みました。去る3月には、活動の原点である阪神・淡路大震災の情報発信施設である、人と防災未来センターで、『世界の子どもたちのつくった災害安全マップ展』とテレビ会議「防災世界子ども会議2007
in 神戸」を開催しました。あいち会議には、この災害安全マップを会場に展示し、会場で、世界の子どもたちと共に、「災害安全マップ」づくりに取り組みます。