『防災世界子ども会議2005』キックオフ会が、5月29日に、阪神・淡路大震災の被災地である兵庫県神戸市の JICA兵庫国際センターで開かれました。
当日は、午前中に開かれたNPO法人グローバルプロジェクト推進機構(JEARN)総会に参加した同会員を含む40名の「大人の」参加者に加え、『子どもたちがつくる 国際会議』のスローガンにふさわしく30名の子どもたちが参加。プロジェクトの概要説明のみならず、熱心なプレゼンテーションや意見交換なども行われました。
キックオフ会のプログラムは、プロジェクト運営委員長の岡本和子による、『防災世界子ども会議2005』の趣旨と概要のプレゼンテーションから始まりました。非常に熱のこもった話しぶりで、世界の子どもたちが大震災の被災10周年を迎える来年に淡路に集まり、防災について話し合うことの意義を訴えました。
【プロジェクト趣旨・概要そのものの詳しい説明は本Webサイトの 「プロジェクトについて」、 「企画の趣旨・目的」、 「参加校募集について」に掲載】
このプロジェクトには英国の画家グラハム・クラーク氏
の心温まる作品が花を添えることになっています。今年の11月には本プロジェクトの企画のひとつとして、同氏の作品展が開催されます。さらに特筆すべき事項として、クラーク氏は本会議の趣旨にそったポスター絵になる、オリジナル作品を現在作成中です。こちらもぜひご期待ください。
そして、終盤で参加者の皆さんから好評を博したのは、本プロジェクト参加予定校の生徒の皆さんによる発表です。複数校の生徒の皆さんが、震災の思い出やプロジェクト事前学習の感想などを、実に雄弁に述べてくれました。参加(予定)校の教員、生徒のみなさんのがんばりは、スタッフ一同が今後のプロジェクト成功への気持ちを新たにするよい契機ともなりました。
こうして幸先のよいスタートを切った『防災世界子ども会議2005』では、教育プログラムの一環として参加される学校や、プロジェクト運営に協力してくださるボランティアスタッフの皆さんを現在募集中です。
阪神・淡路大震災の教訓を活かし、世界に発信する画期的なプロジェクトへのご参加を、事務局では心よりお待ちしております。
2004/06/01
宮崎康支@防災世界子ども会議2005ボランティア
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