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「阪神・淡路大震災、そこから30年を迎えて」キックオフ!
【開催報告】防災世界子ども会議 2024 in KOBE
オンライン研究成果発表:プレゼンテーション&ディスカッション(2024年7月13日)


日付 2024年7月27日
国際防災教育  

2024年5月をもって防災世界子ども会議(NDYS:Natural Disaster Youth Summit)プロジェクトは20年を迎えます。

ジェイアーンは、7月13日、
世界8の国・地域
の生徒が、デジタルを活用してコミュニケーションをとりあい、防災の研究を深めた課題について交流する国際協働学習のまとめとして、「防災世界子ども会議2024 in KOBE」をオンライン開催しました。
【プログラム】
◇特別企画
「阪神・淡路大震災、そこから30年を迎えて、高校生の提言」  神戸市立葺合高等学校 国際科2年











オンライン写真撮影
英語プレゼンテーション:

2025年1月、阪神・淡路大震災から30年の節目を迎えるにあたり、特別企画〖阪神・淡路大震災、そこから30年を迎えて、高校生の提言〗として、震災経験のない神戸市立葺合高等学校国際科2年の生徒が、グローバルスタディーズの授業でチームを組み、教育・健康・人権の3分野から、阪神淡路大震災の教訓を生かし、自然災害に強い社会を創るためのヤングリーダーやサポーターになるための方法について、データ収集と調査に乗り出しました。

30年前の阪神・淡路大震災を経験した年齢ではないにもかかわらず、その教訓を学び、小中学校で避難訓練を経験した生徒たち。 過去に学び、テーマを選び、データを集め、さまざまな角度から分析し、議論し、問題解決のための提案をします。
           
             


英語ディスカッション: 
テーマ: あなたの国では、レジリエントなコミュニティを築くために、ユースは具体的にどのような行動や学習をしますか?
 
トピックに基づいて、英語で意見交換をしました。Zoomでプロジェクトに参加の国・地域が繋がり、災害という一つのトピックの中でも、それぞれの国が洪水や地滑りなど違った問題を抱えていることに気づきました。最初は緊張した雰囲気でしたが、MCのNさんの積極的に参加できるような雰囲気づくりで、世界共通語でのディスカッションは交流の場となり、忘れがたい時間とともに終了しました。


世界中から、パソコンやスマホの画面に向かって、「しあわせを運ぼう!」とばかり、エールを送りあいました。参加者は、約100名です。日本からは東京・四日市・仙台・神戸から参加がありました。

◇特別企画 :ゲスト・スピーチ 
スマトラ沖地震津波から20年 インドネシア・アチェの「Build Back Better (より良い復興)」
ウイザー・プトゥリ・メララトゥナ(マリクサレ大学、NDYSファシリテーター)   
Build Back Betterとは、自然災害をグローバルな視点からとらえ、環境に配慮し、社会の回復力(レジリエンス)を促し、災害を軽減する対策を盛り込み、持続可能なコミュニティを再生する試みのことです。
スマトラ沖地震の津波を高校生で経験したウイザーさんは、被災後3か月の混乱期に、「防災世界子ども会議2005inひょうご」国際会議に参加し、津波から身を守る知恵を学んで帰りたいと述べ、そこから彼女は自ら動くことで、被災した地域の創り手として成長していった。
彼女はアチェの復興のシンボルです。



世界8の国・地域から 生徒のプレゼンテーション

 






いつ、どこで、何が起きるかわからない。
このグローバル・デジタル時代にどんな災害への備えをしていますか。
・自分たちの住む国・地域のさまざまな自然災害を前もって想定し、そのリスク管理に備える「防災・減災・復興」について、研究の成果を発表!

・気候変動による災害リスクに、どう対処していくか。私たちの行動をどう変えていけばいいのかを発表!


1.災害への国際協力 アゼルバイジャン
 
2.地滑りへの対策 ジョージア
 
3.自然災害への対策 インド

 
  4.インドネシアの防災教育プログラム 

 
   
  5.洪水への対策 マレーシア
   
  6.災害に備えよう!台湾シャンイ村での研究:
避難シェルター 台湾

 




7.地震への対策 ネパール
   

8.災害に強いまちづくり 私たちは災害救助隊! 日本
  
 


総 評    パブレ・トゥヴァリアシュヴィリ (iEARN ジョージア カントリーコーディネータ



NDYSは、世界のユースがさまざまな活動や学びを発信できる、「防災の場」をつくっていることがすばらしいと思いました。みなさんの発表には、それぞれの国・地域で生かせそうな解決策がたくさんありました。
国内外で多発する自然災害の脅威に備え、「災害に強いまちづくり」と「多文化共生」の視点から、「防災・減災・復興」をそれぞれの国・地域の文化に透せることが大切です。
そのためにどうすれば良いのかを共に考えていくといいですね。
 
◇NDYS2024 宣言文の採択


Empowering community: Together creating a flood-resilient, vibrant society.
(Malaysia)

Disaster mitigation is empowering. Let's unite and strengthen each other in times of need.(India)

Young activists must reinforce international cooperation on humanitarian assistance in the field of natural disasters from relief to development. (Azerbaijan)

Share knowledge and educate others will help us from worse disaster.(Indonesia)

We must teach children energy-saving and carbon-reducing methods, and take action to implement environmental protection. We must also cultivate children's disaster prevention literacy and establish the attitude of "life is disaster prevention".(Taiwan)

Enabling high school students to become leaders in the event of a natural disaster to build a resilient Japan.(Japan)

Students and teachers can do more by collaborating with students from other countries.(Georgia)

Have the skills to act quickly when you see a disaster victim.(Japan)

We as young leaders, will take an active role in disaster risk management and reduction initiatives and encourage our peers to do same. (Nepal)

‘We adopt the NDYS 2024 Declaration.’

AI翻訳ツールの活用:
・コミュニティのエンパワーメント:洪水に強い、活気ある社会を一緒に作りましょう。(マレーシア)
・災害軽減はエンパワーメントです。必要な時に団結し、お互いを強くしましょう。(インド)
・若い活動家は、救援から開発まで、自然災害の分野で人道支援に関する国際協力を強化しなければなりません。(アゼルバイジャン)
・知識を共有し、他の人を教育することは、より深刻な災害から私たちを助けるでしょう。(インドネシア)
・私たちは子供たちに省エネと炭素削減の方法を教え、環境保護を実施するための行動を取らなければなりません。

 また、子どもたちの防災リテラシーを養い、「防災は命」という姿勢を確立する必要があります。(台湾)
・高校生が自然災害の際のリーダーとなり、強靭な日本を築く。(日本)
・生徒と教師は、他国の生徒と協力することで、より多くのことができる。(ジョージア)
・被災者を見かけたら、すぐに行動できるスキルを身につける。(日本)
・私たちは若いリーダーとして、災害リスク管理と軽減の取り組みに積極的に取り組み、仲間にもそうするよう促します。(ネパール)

「私たちは、NDYS 2024宣言を採択します。」
閉会   


〇8月15日~19日には新潟市に集合し、琴リンピック実行委員会と連携・協力し、「琴リンピック2024 in新潟」で、対面での発表会をもちます。

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