国際防災教育ネットワーク!

防災の多くの課題は、地球レベルで考える必要になってきました。
オンラインで、持続可能な未来を創る、グローバルな
デジタル・シティズンシップを育成するプログラムを提供します。

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防災世界子ども会議 NDYS

  NDYS


阪神・淡路大震災の経験と教訓を未来へつなぐ

 



   コミュニケーションが命を救う!〜私たちにできること〜       

世界のユースがネットワークして取り組む
持続可能で 災害にレジリエント(強靭)な国際社会に貢献
「国際協働学習」による 国際防災教育 
防災世界子ども会議(NDYS: Natural Disaster Youth Summit)は、阪神・淡路大震災から10年後、神戸での第2回国連防災世界会議パブリックフォーラム(2005年1月開催)に参加したことを機に始まった、NPO法人ジェイアーンが推進するグローバルプロジェクトです。
このプロジェクトは、「国際協働学習」を通して、世界のユースがネットワークを形成し、友情を深めながら、仙台防災枠組とSDGs(持続可能な開発目標)の実現に貢献することを目指しています。

スタートは、世界15の国・地域との国際交流から
兵庫・神戸では、大震災の経験と教訓から、命の尊さを再確認するとともに、地域での助け合い、国内外からのボランティアの支援等を通じて、人と人とが支え合うことの大切さを改めて実感しました。

2004年9月、「大震災の教訓を未来へ、命の尊さを考えよう!」をテーマとして、2005年3月開催の「防災世界子ども会議 2005 in ひょうご」国際会議を目指して、ひょうごの子どもたちと15の国・地域、1000 人の子どもたちのオンライン交流学習がスタートしました。

デジタルを活用し、
国をまたいだ生徒間対話やPBL(Project Based Learning)を通して、世界とともに学ぶ
「国際協働学習」
をとりいれ、若者が、地球とそこに住む人々の健康と福祉に有意義な貢献するための国際防災教育プロジェクトとして、阪神・淡路大震災の被災地である神戸から海外へ広く情報発信しています。

NDYS2005 国際協働学習 with
アメリカ、アルゼンチン、アルメニア、イラン、インドネシア、エジプト、カメルーン、グルジア、シェラレオネ、スロバキア、セネガル、ネパール、ロシア、台湾、日本

NDYS2005の集大成として「防災世界子ども会議 2005 in ひょうご」国際会議で、「防災について学び、感じ、共有しよう!」とする宣言文をまとめ、アイアーン (iEARN:International Education and Resource Network) を通して、友好関係と世界規模の防災教育ネットワークの基礎をつくりました。

ネットワークに参加した世界の子どもたちが、オンライン会議やコラボレーション・センター(LMS)などのデジタルツールを活用し、各国・地域の被災体験や教訓をともに学ぶ「国際協働学習」を通して、
自国の防災・減災・復興に生かすことを目標としています。兵庫県から教育の情報化推進事業として、21世紀の教育モデル「国際協働学習」をスタートさせました。









アイアーン  
世界の小中高生がオンラインで、SDGs に貢献する国際協働学習をグローバルPBL として推進する国際的なNGOです。アイアーンのこの教育モデルは、世界経済フォーラム(ダボス会議2019)で世界で最も革新的な教育モデルの1つとして認定されています。 詳しくはこちら >



科学技術・イノベーション:ひょうご発信の「教育の情報化推進事業」
  
デジタルを活用したプロジェクトベースの「国際協働学習」のはじまり

この実践記録が、これからの教育の考察と実践にお役にたてば幸いに思います。



国際協働学習への挑戦!

NDYS 2005-2024
◇2005-2015
・災害に強い国・コミュニティの構築に向けて

●海外の多様な他者との対話・協働を通し、グローバルとローカルの両面で課題解決を考える

21世紀、
デジタル技術がつくりだしたグローバルなネットワークとデジタル化の力で、世界の教室はつながり、ユースはさまざまな国・地域の防災の「知恵」や災害から学んだ「教訓」を共有し、災害から命を守り、災害リスクを軽減する学びに取り組みます。

参加の学校は、持続可能な観点から、生徒たちが住んでいる地域的な課題とその解決策を世界の仲間に披露し、グローバルな視野で自分たちの活動をみつめなおします。このような共通のビジョンを追求することで、グローバルとローカルの両面における積極的な市民となるためのプラットフォームとして、NDYSは重要な役割を果たしています。 続きを読む >

世界の子どもたちがつくった災害安全マップ展
阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
プロジェクトスタート時より、世界の多地点とのリアルタイムのコミュニケーション活動がとれるオンライン会議システムを何度もアップデイトし、その度にスキルを身につけてきました。
国際オンライン会議 >

・地域と学校の連携・協働


        NDYS-KOBEフォーラム
案内チラシ PDFファイル988KB
2006-2011
2010年度には、神戸地元の高校生が協働して主体的に取り組んできた「NDYS-KOBE 高校生プロジェクト」の総仕上げとして、参加者どうしその成果をプレゼンテーションしました。

高校生たちが自ら対象とする地域をとりあげ、そのエリアの調査や街歩きを通して作った「災害安全マップ」の成果を確認しました。


神戸の子どもたちがより主体的に防災について考え、街を歩き、安全マップづくりに取り組む一方で、中間報告会を設けて、防災の専門家と意見交換を行うなどして、より効果的な防災への学びへとつながるような仕掛けづくりを行いました。
 NDYS-KOBEフォーラム >     
 

●言葉の壁を超え、コミュニケ―ションがとれるように

2007-2011年度、
インターネットでコミュニケーションができるように、世界の言語をつなぐ「言語グリッド」を使って防災協働学習に取り組みました。さらに言語グリッドと災害安全マップを介した異文化間の防災協働学習の支援システムCoSMOSを開発していただき、言葉の壁を気にせず取り組むことができました。

防災協働学習のための異文化コラボレーション支援システムCoSMOS >
世界の子どもたちの防災協働学習における言語グリッドの利用 > 

●本プロジェクトを経験した小中高生、教師、支援者の感想
生の声を聞きたいと考え、インタビューやアンケート回答をお願いしました。
感想を読む >

◇2016-

・持続可能で 災害にレジリエント(強靭)な国際社会に貢献

・より良い復興(Build Back Better)の実現

2016年1月より、2030年を見据え、これまでの流れを深め広げていくためには、持続可能な開発の視点からの「防災教育」がさらに必要と考え、国際協働学習による「持続可能で、災害にレジリエント(強靭)な国際社会を実現する取り組み」とをスタートさせました。 

防災・減災対策が進めば、SDGsの目標達成につながります。


防災世界子ども会議 ロードマップ >

2020年8月、「気候変動と私たちの住むまちの防災・減災・復興」をテーマとする国際協働学習のまとめとして、新潟市に集まり、成果発表を行う予定でした。しかし、新型コロナ感染拡大予防の観点から、集まる会議は全面中止になりました。しかしそれを乗り越える手法を提供したのはデジタル テクノロジーでした。

国際協働学習 NDYSレポートを読む >



【ひょうごe-スクールと防災世界子ども会議】


教育の情報化の推進
新時代の学び「国際協働学習」のはじまり   
 

2003年、ひょうごで開催のiEARN アイアーン国際会議&ユースサミット(NPO法人 ジェイアーン主催)は、教育情報ネットワークを活用した新たな学習の場「ひょうごe-スクール」の発展的な契機となる取り組みとして開催されました。会議場のPCは多言語でサポートされ、SARSによる影響で大会に参加できない台湾の生徒は、インターネットテレビ会議で参加することができました。
「2003アイアーン国際会議&ユースサミット
in Japan」のテーマ

また「iEARN アイアーン国際会議&ユースサミットinJapan」の五日間の模様は、兵庫県教育情報ネットワークをつかって世界各地へライブ配信されました。iEARN国際会議でのこの出会いが、国際教育に取り組む教師の輪を広げる第一歩となり、日本発のグローバルプロジェクト誕生のきっかけとなりました。

004年、産官学民のコラボレーションにより、ネットワーク上に創造されるバーチャルスクール「ひょうごe-スクール」が設立されました。ひょうごの未来を支える子どもたちのため、兵庫県とマイクロソフト株式会社との連携事業として、県内の小中高等学校の教職員を対象に情報化研修会などが実施されました。この研修の受講者が、「学びのイノベーション事業」としてスタートさせたのが、アイアーンプロジェクト「防災世界子ども会議 NDYS」です。

2007年-2010年には、ひょうごe-スクールコンソーシアムの中に、「ひょうご国際教育研究部会」が設置され、インターネットテレビ会議はじめとするICTを活用した国際交流・国際協働学習を実施する上でのハード面、ソフト面のサポートを得て、当プロジェクトの開発研究を行ってきました。


2011年-
「国際協働学習」という新しい未来の教育の形を日本の教育現場で推進・普及していこうとする目標のもと、ジェイアーンは活動を続けています。    

国際協働学習/研究・提案・発信 >  
 

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