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阪神・淡路大震災の経験と教訓



1995年の阪神・淡路大震災では、多くの人命が犠牲になりました。犠牲者の8割以上が、倒壊した建物や倒れた家具の下敷きになっての圧死が原因でした。住宅の耐震化、耐震補強さえしていれば、あの揺れに耐えられたのです。「防げる死」だったのです。この耐震化は被害抑止にあたります。建物に被害はなくても、家具が転倒・移動して道を妨ぎ、避難できなかった人が多数いました。また近所の方々に助けられた人々も多数いました。犠牲者の6割近くが発生後15分以内に亡くなっています。政府や自治体の取り組む問題にとどまらず、私たち一人一人の地域コミュニティによる救助体制を整備しておくことも災害対策であり、これは被害軽減にあたります。
阪神・淡路大震災の経験から。事前対策(被害抑止、被害軽減)を重視しなければならないことがわかります。

自然の脅威、命の尊さ、そして共に生きることの大切さを学び、考えるきっかけになれば。。




防災には、被害抑止、被害軽減、応急対応、復旧・復興という4つの段階があります。

被害抑止と被害軽減は、災害前の段階で、応急対応と復旧・復興は、災害後の段階です。被害抑止は被害をださないようにすること、被害軽減は被害が出たときのために、災害前に準備しておくこと、応急対応とは、災害直後の避難、救助等の活動であり、復旧・復興とは、災害前以上の状態に戻すことです。

現在の日本での防災教育と言えば、避難訓練や防災訓練などが主な内容ですが、これは応急対応にあたります。マスコミからの災害情報にしても、非常用バッグのことや訓練の様子などの情報が多く、被害抑止の意識が社会全体で欠如しているように思われます。

NDYSでは、現在、グローバル災害安全マップ(Global Disaster Safety Map)つくりに取り組んでいます。これは、生徒が住む地域の過去の災害、現在の防災状況を学習し、災害が発生したときの問題点を考え、被害抑止及び被害軽減の方法を考えるものです。

これらのプロセスは、地域の地図上で生徒が話し合いながら進めます。最終的に、その地図には、具体的な被害抑止、被害軽減の方法が記載されており、それは地域の安全マップとなります。世界各国・地域の学校が参加し、安全マップを作成します。従って、それらをつなぎ合わせるとグローバル災害安全マップができあがります。

                

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