感想と今後の課題 |
NDYSユース代表 中野 元太 |
2007/03/28 |
今回は「減災社会づくりに、私たちができること」を基本とし、各国の子どもたちが災害安全マップの制作に取り組んできた。今回のマップ制作を通して、生徒自身が意識を高め、知識を深めることが出来、さらにはNDYSを通じて世界の自然災害を知るきっかけを与えるものとなっている。また、NDYS2005の宣言文にある「Try
to feel, Try to learn, Try to share」がしっかりと受け継がれていることも喜ばしいことである。
Try
to feel
ここに参加している方は皆、災害や減災、安全、安心などに対する意識を持ち、
Try
to learn
災害安全マップを制作することによって、災害や減災、安全、安心について学んでいる。
Try
to share
そして災害安全マップを通しての学びを、愛知会議において共有できる。
しかし、ここで終わってはならない。それぞれが、それぞれの住む地域について調べ、学び、考えたことを、次は自分たちの同級生であったり、後輩であったり、近所の学校であったり、より多くの人たちに伝えていくことこそが、確実な防災教育につながる。
防災教育という世代を超えたコミュニケーションにより、
地域の人たちに災害や防災について考えてもらい(Feel)、
自らの命を守るために学ぼうとし(Learn)、
そして学んだ人々がさらに伝えていく(Share)。
今後の大きな目標は、マップの制作に終わらず、学んだことを積極的に伝えていくこと。若者の活発な活動が、そこに住む多くの人の防災意識向上に役だち、この防災世界子ども会議が、お互いのマップだけではない独自の活動を共有し合える場になれば、より実りのあるものとなるだろう。
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