いつも、命を落とすのは自らの力が出せない、子どもやお年寄りたちです。
「あの時、地震・津波の知識があったらな」と、災害が起こった後いつも反省するのです。
一人一人を見ると、一生のうちに大きな災害にあう事はそう多いことではありません。また、時間がたつとともに忘れられていくのも現状です。一つの災害の経験を生かせないことが、犠牲を少なく出来ない原因の一つです。
このたび、国籍・言葉・民族の壁を乗り越えて、命を守るための催しが兵庫県で行われたことは非常に有意義に思います。この会議を通じて学んだ事をみなさんの得意分野であります、インターネットを使って世界中に発信してもらいたいと思います。
兵庫県も10年前の阪神・淡路大震災での経験を次の災害に生かすために、また、その時に、海外からいろんな援助を受けたことを発信していきたいと思います。
2005年3月28日 兵庫県立淡路夢舞台国際会議場にて
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